芽キズ処理作業

20120311140711.jpg20120311155457.jpg20120311155519.jpg今日も芽キズ入れ作業

天気は曇りです。ちょっと肌寒いです

自園では芽キズ入れに、左上の写真のような、専用の芽キズバサミを使って作業してます

右上の写真のように芽キズバサミで太い枝を中心に先端と基部以外の芽の先端側から0.5〜1cmの部分に深さ2mm程度の切れ込みを入れていきます

芽キズ処理後が左下の写真です

芽キズ入れをする理由は発芽率の向上と生育を揃え、適正な樹勢を保つ為で、先日作業した「メリット青」の散布と併用しています

なぜ芽キズを入れると発芽率が向上するのか?

それは枝の先端から「オーキシン」という生育抑制物質が出ている為です

ぶどうは「頂芽優勢」と言って先端にある芽が、他の芽の成長よりも優先されます

先端から「俺が一番先端の芽だから、後ろの芽は大きくなるな」とオーキシンの命令が出て、後ろの芽の成長を抑制します

そこで芽キズを入れることによってオーキシンの流動を抑えて、どの芽も「頂芽優勢」と思わせて発芽率が向上する訳です

芽キズ入れ作業中もこんな事を考えながら作業するとまた違った楽しみがありますね

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